短い恋
帰り道。

「そーいえば
僕たち何かあったら
【大好き】
って言うよね〜。」

『っえ??
うん…そーだね。』

「前に彼女に
愛空の好きは
信じられないって
言われた。ワラ」


ニコニコ笑いながら
彼女の話をする愛空。


まだつづいてたんだ。
そんな話ききたくない。
わたしの足は自然に
走り出していた。

「っえ!!?
ちょ美奈!?」

愛空が叫んでいるのが
聞こえたけど
無視して走った。



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