突然の恋
「食欲戻ってきた??」
「まだ胃が痛む・・・」
「そっかぁ。無理しないように
あっそうそう、来週麻衣の誕生日なんか美味しいものでも食べに行こう
もし食欲なければ、お茶だけでもさ?」
「うん。ありがとうね」
遼子は健太との事を知っている
同僚でもあるが、プライベートの親友でもあった
「あっその日、美容院行こうと思ってるの」
「髪、切るの?」
「うん、ベタすぎ?」
「いや、別にベタとは思ってない。麻衣自身が決めたことならいいと思う」
「うん。もう決めたの」
「そう。ぢゃぁその日終わったらとりあえず家においでよ」
「了解」
それからの午後の仕事はあわたたしく過ぎていった
健太の事を思い出す暇もないくらいに-----