俺のカノジョ

そしてとうとう俺は、


「彼女じゃねぇって!」



がくっと膝から崩れ落ちる。

…心の中で。




「なーんだ。つまんねーの。」

ニヤニヤしてることから察すると、こいつらはどうやら信じてないらしい。



《彼女じゃないならいいのね》


そう言って写真を見せ物にされてしまった。



口々に言われる彼女の悪口。


頼む…止めちくり…




庇って、自信持って、彼女って言えたらかっこよかったね。


でも俺人間。

自分のが大事なわけ。





「彼女じゃないもん。」


< 4 / 20 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop