最強最愛彼氏。




───今の人が
“緋邑さん”だったのかな…


私は気を取り直して
お気に入りの水色の傘を差し直す。

あの彼女達は
私に鋭い一瞥をくれると
足早に学校へと向かっていった。


そもそも私を押したのは
そっちなんだから
私は何も悪くないはずなのに。

セレブの考えることは
不思議だな…



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