最強最愛彼氏。




そう言われて初めて
腕時計を見ると
針は8時26分を示していた。


「えっ、もうこんな時間!?
あ、ありがとうございました!
失礼します!!」


私は慌てて傘と鞄を抱えて
裏門へと突っ走った。



車の横を通り過ぎた時に
彼の三回目のため息が聞こえた。


< 17 / 24 >

この作品をシェア

pagetop