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しかしまったくと言っていいほど

思いだせなかった

そんな日々をすごしているうちに

父親と母親はなくなった

父が運転する車に、

大型トラックが追突した。

二人は即死だった。

二人は妹が惹かれそうになった

場所で偶然か分からないが、

事故にあった。

それから今日までずっと

幸兎の家に住まわせてもらっている

その間記憶は結局戻らなかった

そして今でも年に一度、

病院に今も通っている

だが医者に記憶が

もしかしたら一生戻らない

かもしれないと言われた

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