君へ、、、。
「わかりました。通らないようにします。」

実際、この道通りたくても
暗過ぎて無理だと思う。

私、暗いの無理だからさっ。

ここ街灯ひとつもないもん。
一人じゃ絶対通れない。


それからはくだらない話をしていたら
いつの間にか見覚えのあるところに
出てきた。

こんなところに出るんだなぁ。

そんな風に思っていたら、
私の家の前にいた。


こないだもそうだったけど
わざわざ送ってくれて
すみません…って思っちゃうよ。


「じゃあ、またな。」

「ハイ。わざわざありがとうございます。」

そう言ったら先輩は走って
すぐに見えなくなった。


私は、家に入ろうと思ったら
紙切れが落ちてるのに気づいた。


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