大好きの反対の反対っ!?
危険な夕食
「…」
「…」
………無言っ!!!
気まず過ぎるよー!
誰か助けてー…
リビングでただ、黙々とシチューを食べている。
「あっ、テレビでも見ようよっ」
リモコンを探しながら歩が言った。
この手があるじゃん!
ひとまずよかった…
ポチッ
『チャララ〜♪』
『愛してるよ…』
プチンッ
テレビの中では、綺麗な女優さんが濃厚なキスをしている。
私の大好きなドラマだけど、とても見れる空気じゃない…
「わっ!…あんまいいのないねー…」
「…なあ、お前さキスしたことあるよな?」
いきなり真剣な顔をして、晴輝が私の目を見つめる。
「んなっ!?」
急になんてこと聞いてくるのこの人っ!
「あるもんっ」
やば、つい嘘ついちゃった。
「ふぅーん?いつ?」