大好きの反対の反対っ!?
何なの?
この気持ちは…
これじゃあまるで、私が本当に晴輝のこと好きみたいじゃないっ!
晴輝はもう昔のはるきじゃないのに…
私、馬鹿みたいだよね?
晴輝は人が困ってるの見て、楽しむ様な人なんだよ?
急にキスしたり、襲おうとしたりする様な人なんだよ?
なのにどうして?
晴輝のこと、忘れようとすればする程、嫌いって思おうとすればする程っ
心が痛い。
だって、私は知ってしまったから。
本当に困っている時は、不器用だけど助けてくれる人だってこと。
からかいながらも、優しい目をしていて暖かい気持ちにしてくれる人だってこと。
もう気付いてしまったから。
「晴輝のことが…好き。諦めたくないっ」
歩の目から涙がとめどなく溢れだす。
「晴輝…どうして?」