大好きの反対の反対っ!?
その顔立ちは素晴らしく整っていて、こういう人をイケメンっていうんだと納得した。
「フッ」
…笑われたー!?
「ちょっと、いきなり人の顔見て笑うなんて…」
失礼じゃない、そう言おうとしたとき
「チュ」
「…なっ!?」
キス…されちゃった…の?
「ごちそうさま♪俺朝飯食ってなくてさ」
そう言い残すと、また何処かへ走っていってしまった。
なに?何?何あの人!?
いきなりぶつかってきておいて、人の顔見て笑って、…キスしてくるなんて。
「ファーストキスだったのに」
思わず口に出していた。
さっきの人同じような制服来てた気がするけど、気のせいだよね?
「…やば、急がなきゃ」
落としてしまったものをバッグに詰めて、全力で高校へ走っていった。