Heart
なーんて言いつつ、いつも開けてくれるのが先生だ。

それが狙いで来てる、と言ってもいいんだけどね?

真苗はカーテンを閉めて、私が先に入ったベッドに座った。

「あのさ、、、?」

真苗が、気まずそうに言った。

「卒業式の挨拶、、、、頼まれてたよね?」

学年中に広まった私たち元!カップル。

仲が良いってことで、頼まれてたんだっけなぁ。

「どーしよっかなぁ、、、」

「断りなよっ!理由、無くなったんだし!」

意気込んで言う真苗には悪いけど、、、、。

「やるよ、やっぱりさ」

「何でよ!?」

「決まったのは結構前だしさ、困っちゃうじゃん?係の人が」

「でもっ、、、」

言い返す言葉が無いのか、私に呆れたのかは知らないけど、

「いいんじゃない?実優がそう言うなら」



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