Heart
頭を叩かれて見上げると、そこにいたのは真苗だった。

「真苗!?授業中でしょ!?立っていいの!?」

「もう授業終わってますけど」

「えっ!?」

前を見ると、さっきまでいた先生の姿は無く、残っているのは授業の内容がかかれた黒板だけだった。

「先生は?」

私がキョトーンとしていると、

「もう、何言ってんの??」

真苗は呆れて、“はぁ~”とため息をついた。

そんな、そこまで大げさにしなくてもっ!

ってか!真苗の機嫌を考えてて気付かなかったんでしょ!?

、、、、と、真苗のせいにしても何も変わらず。

私は次の授業の準備をした。

って、言っても体育だけど。

「今日は何だっけ?」

私は体操着に着替えながら聞いた。
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