Heart Language
-東都大学病院-
507号室。
「よぉ。今日は顔色いいじゃん。」
「おはよう、大樹。そうなの、今日は調子がよくって。あたしのことよりも大樹は受験大丈夫なの?」
「大丈夫に決まってんだろ。
俺、勉強だけはできるから。」
ぶざけて笑って見せた。
彼女も笑ってくれた。
白い肌も綺麗な指も
すべて、俺が守らなくちゃいけない。
ごめんな。紗英。
こいつには俺しかいないんだ。
お前ならもっといいやつが絶対に見つかるよ。
507号室。
「よぉ。今日は顔色いいじゃん。」
「おはよう、大樹。そうなの、今日は調子がよくって。あたしのことよりも大樹は受験大丈夫なの?」
「大丈夫に決まってんだろ。
俺、勉強だけはできるから。」
ぶざけて笑って見せた。
彼女も笑ってくれた。
白い肌も綺麗な指も
すべて、俺が守らなくちゃいけない。
ごめんな。紗英。
こいつには俺しかいないんだ。
お前ならもっといいやつが絶対に見つかるよ。