宅配便の彼と私。
「急にごめん。
俺
月谷さんの事好きなんだ」
「…えっ…?」
少しだけ周弥の方を見ると
周弥は額に両手を当て
下を向いていた。
「でも
さっき壁に掛けてある写真見て知った…。
月谷さん
結婚してんだね。
小包の送り主も同じ名字で
オヤジさんかなって思ってたけど
旦那さんだったのかなって。
だからこの気持ち
押さえてたんだけど
月谷さん見てたら
どうしても我慢できなくなっちゃって…」
「…。」