わたしの恋人
わたしのだから
私達は現在中学2年。
力希とは同じクラスになれた。
成長した力希は、友達も増えて今は男ばっかといる。
「あいこったら〜、また柳沼見てるの?」
「ばか、別に見てないわよ。」
吉田彩夜、私の1番の親友で唯一の理解者。
気の強い私にはあまり多くの親友と呼べる人がいない。
だから、彩夜とは一緒にいて楽しい。
「あんたら付き合ってるんでしょ?そんなんでいいわけ?」
「どうゆう意味?」
「だから、あいこはいつも柳沼に冷たいんだよ!」
私が力希に冷たい?
それこそどういう意味よ。
「そんなんだったら時間の問題だよ?
柳沼結構モテるんだから、他の子に取られちゃうじゃない?」
「なっ!!そうなの!?」
え………力希モテるの?
まあ顔はいいし背も高いしルックス最高だけど…
ガタンッ
「あいこ、大丈夫だよ!俺はあいこから離れたりしない。」
力希が後ろから抱きしめてきた。
教室の男子はヒューヒューとからかっている。
まったくもう……
「あたしだって離れないわよ!」
私は前を向いて力希に抱き着いた。
もう恥ずかしい……。
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