わたしの恋人
「力希……ほんとに?ほんとにほんと?」
「どうして僕があいこに嘘つかなきゃいけないの?」
やだっ…………嬉しすぎて涙が止まらない。
きっと今の私の顔はぐちゃぐちゃ。
「あいこ、そんなに泣くなよ。顔真っ赤だよ…チュッ」
!!!!!!!!!!
今……口に柔らかくて暖かいものが当たった。
もしかして………力希…キスしたの!?
「りっ…力希!?何したの!?」
「何って、チューだよ!」
力希は満面の笑みだ。
まだ幼稚園生でも私は恥ずかしかった。
だって、初めてだったから。
ずっと私が黙っていると、
力希が心配そうな顔で聞いてきた。
「あいこ嫌だった?」
私はおもいっきり首を横にふった。
声が出なかった。
「良かった……大好きだよ、あいこ。」
私達は、ここで『永遠』を誓った。
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