小悪魔達に囲まれて


見事に6組全員

恋が実った。みんなからの

大きな拍手がなりやまない。

その中、おわるはずの

イベントで私は言った。

「…実は…私も
気持ちを伝えたい人がいます。
それは……………。
牙先生です」


まわりはざわついた。

当たり前の反応だ。

当の牙先生は口をポカーンと開けたまま

動かない。

でも、私は続けた。

「先生の優しさに触れて
先生を好きになりました。
生徒は先生を好きに
なってはいけませんか?」

先生に言った。

「柚衣。俺も好きだ」

先生は叫んだ。



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