僕の彼女は吸血鬼!?
「人間は…少し違うわ」
ソファーとソファーの
間にある
机の上に置かれた
ティーカップに手を
伸ばしながら

秋乃は答えた。

『どう…違うの?』

急かす様に僕は聞いた

カチャと音を立て
秋乃がカップを
元の位置に戻した。

「人間の生気が全て吸われても意識がなくなる程度よ。でも…血は…」


『…血は…??』

握り締めた拳が
汗で湿るのが分かる
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