SECRET♥LOVE 恋する天使の瞳 ~極上な片想い~
「今度生まれ変わったら、兄妹なんかで生まれませんように 」
君は俺の足の間にちょこんと座り、後ろから抱きしめる俺の腕の中で、いつも寂しそうにつぶやいた。
君の髪からは、甘い香りがする。
風呂場にある聖美(きよみ)専用のシャンプー。
聖美の匂い… と確認したこともある。
どんなに想っても、叶う想いではない。
どんなに想っても、肌を重ねる事も許されない。
俺の愛した女(ひと)は血の繋がった妹なのだから…