年下君の甘い誘惑
誘惑*1
彼氏と別れてください
ほとんど金髪に近い茶色の髪を丁寧に巻き、100cm丈のルーズソックスをはく
「よし、支度完了。」
リビングに向かうと、もう親の姿はなくて、かわりに机には"お昼と夕飯代"とかかれた紙と2千円が置いてあった
あたしんちは片親だから、これが日課
親の手料理なんか5、6年食べてない
「いってきます。」
誰もいない家に一人呟いて、あたしは学校へと向かった
―――高校入って2度目の春
あたし山岸未来は高校2年生になりました
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