年下君の甘い誘惑
そのとき
「いくら未来先輩の友達だからって、俺の未来先輩苛めないで下さいよ。」
周りにキャーキャー騒がれながら、あいつが立ってた
「………坂石雅人。」
「お前、未来に何したんだよ。」
坂石雅人を見るなり、拓は不機嫌になる
「なにって?俺は何もしてないですよ。」
「は?お前が別れさせたんだろ?未来と龍を。」
坂石雅人はその言葉に一瞬、顔を歪める
違う、坂石雅人が悪いんじゃない
あたしが龍を裏切って、坂石雅人を好きになったんだよ
「そうです。俺が未来先輩を彼氏からとったんですよ。悪いですか?」
坂石雅人が不適な笑みを浮かべると、拓は話しにならねぇと教室から出ていった