年下君の甘い誘惑




「はぁはぁ、ほ、本当にいきなりなんなのよ。」


あたしが乱れた呼吸を整えてる途中、チラッと坂石雅人を見ると何故か顔が真っ赤に染まっていた



「………え、坂石雅人、顔真っ赤だよ。」



なんで顔が赤いの?何かしたっけ?
まさか…



「まさか熱あるんじゃ…。」



あたしの言葉にガクッと肩を落とす



「なんでそうなるんですか。未来先輩は黙っててくださいよ。」



黙っててくださいよって
あたしは心配してあげたのに



「だって、本当に顔赤いよ?」



その言葉に坂石雅人があたしを睨み付けてきた



え、なに?怒ってるの?
あたしは坂石雅人の視線に思わず、体を強ばらせる



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