年下君の甘い誘惑





「本当に迷ってるんだ。だったら、無難に家デートとかにすればいいのに。」


「い、家デート?」



そんなにビックリすることではないけど、思わず大きな声を出してしまった



「だって、ホラ。」



そういって、詩音に雑誌を見せられる



そこには


"記念日デート特集"



"1位 家デート / 人目を気にせずイチャイチャ出来る!"


の文字。



な、なるほど



「でも、家なんかいったら襲われる自信ある。まだ1ヶ月だし早いっていうか。」



あたしの呟きに、詩音は声を出して笑い始めた



「あはは、未来がそんなこと言う日が来るとはね~!」


「な、な、なんで笑うの?」



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