年下君の甘い誘惑





「未来!!!」



鼓膜が切れるんじゃないかっていうくらいの大きな声で、あたしは飛び起きた



「うるさいなぁ。いきなり大きな声出さないでよ~。」


「未来が勝手に寝るからでしょ!」



あれ?あたしいつの間にか寝てた?
雅人のこと考えてて…
確かにそこから先の記憶がない



「いつ寝ちゃったんだろう。」



あたしが呟くと詩音がキッと睨む



「知らないよ!そんなことより、坂石くん来てるよ!」


「え?!」



ドアの方に視線を移すと、そこには確かに雅人が立っていた



どしたんだろう?



雅人の方を見ていると、雅人はこっちに向かって歩いてきた




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