年下君の甘い誘惑





「ちょ、雅人。痛いよ。」



「未来先輩です。」





……………え?




いきなりでた言葉に、ビックリして雅人の顔を見る


さっきまで余裕な顔だったくせに、たまに見せてくれる真っ赤な顔の雅人になっていた




「俺の一番大切なものって未来先輩なんですよ?」



こいつ、またあたしのことからかってる


そういうこと言って、あたしのこと照れさせるつもりなんだ



「どうせ冗談なんでしょ?」



そう思う反面、真っ赤な顔で一杯一杯な雅人を見ると本気なんじゃないかって思っちゃう



「冗談だったらいいんですけどね。

本気で未来先輩いなきゃ、俺は生きていけないんですよ。」









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