年下君の甘い誘惑





あたしは気付いたら、自分から雅人にキスしてた



気付いたら体が動いてた



ビックリして目を丸くする雅人をみて、ようやく自分が何をしたか理解する





あたし何やってるんだろう
この状況で自分からキスするなんて




「こ、ごめん!あの悪気があったわけじゃ……きゃあ!」




気付いたときには遅くて、雅人があたしを押し倒して覆い被さるように馬乗りになった




「ま、雅人?」



あたしを見下ろす、その顔はいつもの雅人じゃない



別人みたい





「この状況でキスするってことは、誘ってるってことですよね?

もしくは俺が年下だからって馬鹿にしてますか?」



「ち、違うよ。」







< 193 / 297 >

この作品をシェア

pagetop