年下君の甘い誘惑






このままいけば、さっきのことも上手く謝って許してもらえるかも



あたしの中に、そんな甘い考えが浮かぶ




「ねぇねぇ、雅人。」



「なんですか。」




あたしのことは一切見ないで、ぶっきらぼうに答えた





「もう怒ってない?」


「怒ってます。」




あたしが雅人に近付くと、雅人はその分あたしから離れた




「さっきの龍のことなら、ごめ…「嫌です。」」




そ、即答




そりゃそんな簡単に許してもらえないか
あたしの考えが甘かったな






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