年下君の甘い誘惑
「ありがとう、嬉しい。」
一ヶ月記念日で、こんな素敵なもの貰えると思わなかった
あたしは本当に幸せものだなぁ
そんなことを考えながら、指に光るそのリングをしばらく黙って見続けた
そんなあたしの様子を見て、雅人がフッと笑う
「え、なんで笑ったの?」
あたし笑われるようなことしたかな?
「ニヤニヤしながら指輪のこと見てるから、面白いなぁと思って。」
「え、あたしニヤニヤなんかしてた?」
あたしの質問に、雅人はニヤリと口角をあげる
「してましたよ?そんなに指輪が嬉しいんですか?」