年下君の甘い誘惑






「俺がしてくださいって言ったのは、頬じゃなくて口になんですけど?」




う、やっぱりそれか


さっき勢い任せでしたものの、やっぱり恥ずかしくてキスをしたのは頬だった




「でも、ルールで頬はダメなんて言ってなかったじゃん!」


「そうでした?言ったと思いましたよ?」



雅人は悪びれもしないで、サラッと言う



「絶対絶対絶対言ってなかった!」


「じゃルール変更ってことで。未来先輩の負けですね。」




え、え、ええええ?!
自分に都合が悪くなったからって、ルール変更までするなんて



しかも、あたしの負け?
この男はどこまで性格悪いの?



あたしがキッと睨むと、雅人はニヤリと笑う





「罰ゲーム始めましょうか。」



「え?」




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