年下君の甘い誘惑
さっきまでは気まずそうにして、乗り気じゃなかったのに
俺は未来先輩の腕を引っ張り、耳打ちする
「本当にホモ君と遊ぶんですか?」
俺と未来先輩のデートに邪魔者がいるだけでムカツクのに、こんな変人は絶対にお断りだ
「あたしも最初嫌だったけど、いい人っぽいしさ三人で遊ぼうよ?」
「いや、俺は未来先輩と二人がいいです。」
俺のきっぱりとした意見に、未来先輩は困ったように腕をくむ
「うーん、でも、安部くんは雅人に憧れてるんだよ?ここで断ったら可哀想じゃん。」
未来先輩は、"ね?"と首をかしげながら、俺に同意を求める
そんな可愛い顔で言われたら、俺が逆らえないって知ってるくせに
「分かりました。」
俺は結局しぶしぶ承諾し、ホモ君を含めた三人デートが始まった