年下君の甘い誘惑






「雅人、何から乗りたい?」


「雅人くん、食べたいものある?」



二人が目をキラキラさせながら聞いてきた





乗りたいもの?食べたいもの?
そんなの特にない




「あー、俺はなんでもいいですよ。」



「なにそれー。」


「じゃ未来ちゃん、ジェットコースターいこ!」




二人の質問に曖昧な返事をすると、二人は呆れて先に進んでしまった



なんなんだよ、あのテンション
遊園地って、そんなに楽しいか?



二人の異様なテンションに一人ついていけない俺は、二人が進んでいくのを後ろから見ていた



それにしても、楽しそうだな
後ろ姿を見てても楽しさが伝わってくる



俺が年下のはずなのに、妹と弟を連れてる気分だ




まぁ未来先輩が楽しそうな顔を見れてよかったけど




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