年下君の甘い誘惑

「あんまり恥ずかしいから言えないや。

でも、憧れてるんだよね。雅人くんが中学生の頃から。」



雅人が中学生？



「え？中学同じだったの？」


「うん。どんな中学生だったか知りたい？」





雅人の中学時代か


あたしの知らない頃の雅人の話とか凄く聞きたいけど、安部くんから聞くのはよくないかな？



でも雅人に聞いても恥ずかしがって教えてくれなさそうだし



別に悪いことじゃないんだしいっか！




「うん、知りたい！」



あたしが嬉しそうに頷くと、安部くんはあたしの前の席に座った




「知ってることは話してあげるけど、僕から聞いたって言わないでね？」



「うん。」




あたしはまだ気付いてなかったんだ
安部くんがあたしたちに近付いていた本当の意味を