年下君の甘い誘惑





だけど







「うん、今から会いにいく。それに一人で行きたいんだ。」




明日じゃ遅い、後悔すると思うのは何故だろう




あたしの言葉に安部くんは分かったと呟くと、荷物をまとめ始めた





「じゃ、僕は帰るね。ばいばい。」




安部くんはそれだけ言うと、小走りで教室を出ていった




「あ、うん。ばいばい!本当にありがとう!」




あまりに唐突だったから、適当な返事しか出来なかった


それにしても安部くんって、いい人なんだな





そんなことを考えながら、あたしも荷物をまとめ教室を出た










< 237 / 297 >

この作品をシェア

pagetop