年下君の甘い誘惑





「いったぁ。」



ベッドに倒れ込んだあたしに、安部くんは馬乗りになっていた


あたしは安部くんをキッと睨みつける



「ちょ、いきなり何すんの。」



手を振りほどこうとしてみたが、動けないどころかビクともしない



背小さいくせに、やっぱり男の子なんだ



…………って、感心してる場合じゃない
なに考えてるんだ、あたしは!!!



「どいてって言ってるでしょ!早くどい……んんっ!!」



その瞬間、安部くんの舌があたしの口内に入ってきた



え、嘘?
あたし今キスされてる


しかも、あの時みたい一瞬のキスじゃなくて


深いキス




「………ゃ、やめ、んっ!」




安部くんから逃れようとしても、顎を押さえられていて上手く逃げられない




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