年下君の甘い誘惑





ビックリしてるあたしたちをよそに、雅人はニッコリ笑いながら話し出す



「迎えに来るの遅くなって、すみません。

結構前から着いてたんですけど、入るタイミング逃しちゃって。」




……………え?



雅人の言葉に一瞬で頭が真っ白になる



今、結構前についてたって言った?
しかも、入るタイミング逃したって……



………もしかして




動揺してる、あたしに雅人はゆっくり近づく




「あれ?未来先輩どうしたんですか?顔色悪いですよ?」


「……そ、そんなこと。」




雅人の視線が怖い
まるで全て見透かされてるような




「あー、分かった!俺がいつからいたのか気になるんでしょ?

確か、未来先輩が"なんでキスしたの?"って聞いたあたりだったかな?」



それって、あたしが起きてすぐ………



じゃ、雅人は



ずっと聞いてたってこと?
あたしがキスされてた間も?




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