年下君の甘い誘惑






あたしの言葉に雅人が振り向く



「未来先輩?」





"未来ちゃんも気を付けてね"




安部くんの言ってた雅人の過去の話



嘘だって思ってた
雅人はそんなことしない、信じようって思ってたのに



本当だったんじゃん
雅人があたしにくれた言葉も全部、遊びだったんだね




なのに、こんなに好きになっちゃって



仲直りしなきゃって考えて



安部くんとのキスのことで、真剣に悩んで





あたし一人、なんか馬鹿みたい





「安部くん、良かったね。」





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