年下君の甘い誘惑





俺から離れることも



未来先輩が他の男と付き合うことも



全てが耐えられない








だから……




「俺から離れないでください、未来先輩 。」




俺は屋上の隅で丸くなっている、未来先輩の前にたつ




「前にも言いましたよね?俺、未来先輩が一番大切なんです。」



こんなに好きになれた人は初めて
こんなに好きな人と付き合うのは初めて



ましてや嫉妬や独占欲、こんな気持ちは未来先輩に出逢わなければ知らなかった




「さっきは嫉妬して酷い言い方したけど、未来先輩のこと大好きな気持ちは変わりません。」




一生懸命に俺の気持ちを伝える
だけど未来先輩は顔を腕にうずめたまま、俺のことを見てもくれない




「未来先輩、こっちむいてください。」



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