年下君の甘い誘惑








「………大好き。雅人のこと考えてると辛くなるくらい。」



「俺もですよ。」




未来先輩の頬に伝う涙を指でぬぐう




「もう未来先輩のことを泣かせるようなことしないって約束します。

だから、俺のこと信じてそばにいてくれますか?」



「信じる。ずっとそばにいる。」



まっすぐ俺のことを見つめる未来先輩にそっとキスをする



二人の唇が重なった瞬間








「ふざけんな、こら。」



後ろから嫌な奴の声が耳に入り、恐る恐る振り返る




もちろん、そこにいたのは



「何のようだよ。」



不機嫌そうな顔をしたホモ君



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