年下君の甘い誘惑
「未来先輩、顔赤いんですけど。」
「え?赤くないよ!変なこと言わないで!」
俺の指摘に更に顔を赤くしながら否定する
うん、確実に赤いな
そして何故か知らないけど凄く嬉しそう
「もしかして喜んでませんか?」
「え、そ、そんなことないよ!」
顔を真っ赤にして否定されてもなぁ、図星ですって言ってるようなもんだろ
さっき俺に向かって大好きって言ったくせに
「ふーん。そうですか。」
「え、あの、怒った?」
「いや、別に怒ってませんよ?
まぁ彼女が告白されて嬉しそうにしてる姿を見て、良い気分になる彼氏なんていないでしょうけど。」
俺の言葉を聞いた瞬間、真っ赤だった顔が真っ青になる
「ご、ごめん!変な意味はなくてね!告白とか慣れてなくて嬉しかっただけなの!」