年下君の甘い誘惑





―――――――――……


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「未来、おはよ。」




朝、教室の机でふて寝してたあたしに詩音が声をかけてきた。




「おはよ〜。」



「昨日早退したみたいだけど、具合大丈夫なの?」




……ああ、そっか。
詩音には声をかけないで帰っちゃったからな




「いや、あれね〜…、龍が具合が悪かったからお見舞い行くために早退したの。だからあたしは平気だよ!まぁ寝不足だけど。」



すると、詩音はニヤニヤと笑い始める



………………な、なに?



「寝不足になるほどヤッたわけかぁ。まぁキスマーク凄いしねぇ。」



キスマーク?!
慌てて鏡で首元を見ると、見える限りで4ヶ所あった。



……………いつのまに4ヶ所も




「あたしも知らなかった。龍のやつ……。」


「まぁラブラブってことじゃん?あたしなんて1ヶ月近くヤッてないんだからねぇ。羨ましいよ、逆に。」



……羨ましいとゆうのか、なんとゆうか




「てゆうか、1時間目体育だよ。未来着替えに行こう?」




…………げ。体育か
実際のとこ、腰が地味に痛い



「いいや、あたし見学するから。保健室行ってくるね?」




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