年下君の甘い誘惑
…………………え
あたしは恐る恐る、声がしてきた方向を見る
「なにしてんのよ。」
「未来先輩に逢いにきてあげたんです。」
そこには、満面の笑みの坂石雅人がいた
「別に逢いにきてなんか頼んでない。」
二ヤリと笑う坂石雅人の姿を見て、思わず顔を背けてしまった
「意地っ張りですね。昨日、ゼリー置いてくれたの未来先輩でしょ?」
………あ、あたしだって分かったんだ
「………知らない。」
「ふーん。まぁ違うなら別にいいんですけど。」
チラッと坂石雅人を見ると、全て見透かしてるような不適な笑みを浮かべてる
「な、なんで…ここにいるって分かったの?」
「教えて欲しいですか?」
「…そりゃ、気になるし」
あたしの返事に対して、ニヤリと笑うと、手招きしてきた
「教えて欲しかったら、こっちに来てください。」
……………ん?この展開どっかで
って
「どうせキスするんでしょ!何回も騙されないから!」
あたしがバッと立ち上がると、坂石雅人の顔が一気に赤くなった
…………………え、なに
「…………パンツ見えましたよ。」
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