年下君の甘い誘惑





な、な、こいつ………




あまりの驚きに、言葉が出せないと坂石雅人があたしのスカートを引っ張った




「な、なに?!」



「……スカート長くしてくださいよ。他の奴に見せたくないんで。」



そう言ってスカートを更にグイグイ引っ張る



…………こいつは何言ってんの



「ちょっと、引っ張らないで……わあっ!」



あたしはバランスを崩して、坂石雅人の上に倒れ込んでしまった



「いったぁ〜…。」


「随分大胆なんですね、未来先輩って。」



「うるさ……っ!」



坂石雅人のことを叩こうとしたとき、坂石雅人が首元を触ってきた



「これ何ですか?」



………………え、"これ"?



あたしは首元に視線を落とす



……………忘れてた
キスマークがついてんだった




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