年下君の甘い誘惑




「なんですか、それ。」



「うるさい。」




坂石雅人はあたしの口調にムッとしたのか、あたしの耳元で囁く





「タイムリミットは今日まででも、今日一日あれば未来先輩を俺のもんにできるんで。」




―――――――――ドキン




この気持ちは隠さなきゃいけないって分かってる





「馬鹿じゃないの。」



「相変わらず冷たいですね。」






たとえ、




「てゆうか、何買うんですか?」



「香水とか?」



「じゃ3階に行きましょうか。香水のお店あるみたいだし。」







――――あたしが坂石雅人への気持ちに気付くときがきても






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