年下君の甘い誘惑




――――――――……


―――――………




学校につくと、もうすでにクラス替えの紙が掲示板に張り出されていた





「んーと………」



………あたしの名前どこだろう
ん〜…人が多すぎて全然見えないなぁ



身長152cmしかない私がどんなに背伸びをしたって、見えるはずがない




―――――トントン



それでも必死に背伸びをしてる私の肩を誰か叩いた




「未来、おはよ!」


「背伸びなんかしちゃって、相変わらずチビだなぁ〜。」



そこには詩音とあたしを馬鹿にして楽しんでいる拓がいた




「おはよー。詩音クラス替え見たぁ?ちなみに拓はうるさい。」



詩音と拓は中学からの同級生で、私と龍が付き合い始めた頃と同時に、詩音たちが付き合い始めたため

4人でダブルデートをしたりするようになり、それがキッカケで仲が良くなった





「見たよ〜。拓が2組で、あたしが5組。しかも未来も同じ5組だったよ!」



「え?まじで?やったぁ〜。」



「うん。1年間よろしくね、未来!」



詩音とは1年生のとき、違うクラスになっちゃったから、一緒のクラスになれて素直に嬉しい





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