年下君の甘い誘惑
お店につくと、何十種類という香水が並べられていた
………どれにしようかな
しばらく悩んでいると、坂石雅人は一つの香水を指さす
「これ俺のやつです。」
………………え?
「あんた香水つけてたの?」
「知らなかったんですか?」
確かにたまに甘い匂いがしたような気もするけど
「これ俺てきには好きな匂いですよ?彼氏にどうですか?」
あたしはサンプルの匂いを嗅ぐ
………確かにいい匂い
だけど………
龍と坂石雅人が同じ匂いになるのはな
すると、迷ってるあたしを見て違う香水を指さす
「けど、彼氏と俺の匂いが同じなんて嫌ですよね。こっちなんてどうですか?」
……………嫌なんじゃないよ
龍と会ってるときに、坂石雅人を思い出すのが怖いだけ
「……………うん、そうだね。違うやつにする。」
あたしはそう言いながらも、坂石雅人の香水をこっそり手にとっといた
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