年下君の甘い誘惑







坂石雅人には笑っていて欲しい
辛い顔をしないで欲しい








あたしは、もしかしたら






坂石雅人のこと………







「未来先輩、最後にここの屋上行きましょ?景色がいいみたいですよ。」




"最後"か………




「…………ん。そうだね。」




もうすぐ坂石雅人と別れる時間になるんだ
そうしたら、あたしは龍のとこに行かなきゃいけない







このまま時間が止まってしまえばいいのに




そう思ってしまうあたしは、卑怯者だろうか






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