年下君の甘い誘惑

もう関わりません 雅人side






「うわぁ夕日だ。綺麗!」




屋上につくと、目の前には夕日が見えた




「坂石雅人、綺麗だね。」




未来先輩は俺に笑顔を向ける
今日一日でよく笑ってくれるようになったな




夕日が綺麗と喜んでる未来先輩を見てると、"未来先輩のが綺麗です"って言いたくなる




だけど、そんなこと言うとまた女慣れしてるとか言われるだろうからやめとくけど




「坂石雅人、聞いてんの?」



「え、はい。もちろん。」




聞いてはいたけど、返事をするのを忘れていた




「嘘つき。聞いてなかったくせに。」




未来先輩は頬を膨らませて、怒った表情をしたつもりだろうけど俺には逆効果




「本当に可愛いすぎるんですよ。」




「え?」




自分がどれだけ可愛いか分かってない




顔には出してないつもりだけど、今日一日だけで何回ドキドキしたか分からない




俺のもんにしたい




思えば思うほど、気持ちが強くなる





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