年下君の甘い誘惑





だけど、未来先輩には




「未来先輩の彼氏ってどんな人なんですか?」




彼氏がいるから
そう簡単にことは進まない




「え、彼氏?急にどうしたの?///」



未来先輩は顔を赤くして俺に聞いてくる




「いいから教えて下さい。」




すると、未来先輩は少し考えてからゆっくり話し出した




「龍はいいやつだよ?ちょっとSなのが大変だし、ヤキモチ妬きで考え方ガキだけど…

あたしのこと大事にしてくれるし。会う時間もちゃんとつくってくれるし、あたしにはもったいないくらいの彼氏。」





――――――――――ズキ





胸の奥にガラスが刺さるような痛みがはしった




「………………へぇ。」




自分で聞いたくせに、俺が傷ついてどうすんだ




けど、さっきの見ちゃったら仕方ないよな




未来先輩の、今まで見たことのないような表情
……彼氏が愛しくて仕方ないって顔









.
< 71 / 297 >

この作品をシェア

pagetop