年下君の甘い誘惑





――――――――――………

――――――…………






「………坂石雅人?」




未来先輩に呼ばれてハッとする




「なんですか?」



「ボ〜っとしてたけど大丈夫?」




未来先輩が心配そうに顔を覗いてくる




………………可愛い




口に出してしまいそうな気持ちをおさえる




「大丈夫ですよ。」



「それよりさっきの話は……?負けがどーのって……。」





………ああ、その話か




「俺、このデートが終わったら関わらないって言ったの覚えてますか?」




未来先輩が一瞬ためらってから、ゆっくり頷く




………未来先輩が欲しい気持ちは変わらない




だけど




「俺、入学してから未来先輩を手に入れたくて強引に俺の気持ちぶつけてました。未来先輩にとって迷惑なの分かってたのに。」





もう充分楽しかった




これ以上は……もう





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