年下君の甘い誘惑





あたしは廊下の隅に座り込む




あたしが好きなのは龍



………龍のはずなのに坂石雅人のことを思い出したら、龍とキスできなかった




「あたし…どうすればいいの。」




そのとき




――――――――――ガチャ




「未来?」




部屋の扉が開く音とともに、優しい声が廊下に響く




…………今、龍と顔を合わせられないよ




あたしは黙ったまま龍に背を向けてると龍に腕を捕まれた




「そんなとこいないで部屋入れよ。」




廊下に立ち止まってたあたしを引っ張り部屋に入れる。






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